人に嫌われるのが怖い、という悩みの対処法

金沢のBAR cork、今宵もジャズに満たされている。

 

「すみませ〜ん、カシスソーダ2つ下さい…」

コルク「カシスソーダ2つですね、かしこまりました」

 

時計の針は20:20を指している。

少し前に20代後半位のOL風の二人組が来店していた。

もちろん、初めてである。

 

そして…、当然(?)カウンターの隅ではブッくんがビール片手に…、何かに浸っているような表情を浮かべている…。

 

コルク「はい、こちらカシスソーダになります」

「あっ、ありがとう…、あの…」

コルク「ん…?どうかされました?」

「私達、BARって初めて来たんですけど、システムみたいなものを知らないんです…、チップ(お金)とか渡すんですか?」

コルク「ああ、そういう事ですか。BARというのはチャージというのがありまして、簡単に言えば入店料(席料)みたいなものです。ここは500円です、綺麗なホテルのBARや歓楽街のBARになると1000〜2000ってとこもあります…。後は飲まれた分のご料金となります。チップは、たまに置いていかれる方がおられるくらいです。チップのようなお気遣いは結構ですよ(笑)。申し遅れましたが、私は当店のマスターをやっておりますコルクと申します。今後ともよろしくお願いします」

「そうなんだ、ありがとうございます。あっ私は順子、こっちは今日子です」

ブッくん「僕は…」

今日子「あー!このカシスソーダ美味しい!」

ブッくん「…(汗)」

順子「あっ!ほんとだ!」

コルク「サービスとしてレモンを入れました。レモンを入れるだけで結構美味しくなるんですよ」

順子「美味しい〜!」

 

カランカラ〜ン!とドアがあいた。

 

「おっす!マスタ〜」とナムに肩を抱えられてリナが入って来た。

リナ「焼き鳥うまかった〜、やっぱ焼き鳥には焼酎ね!」

ブッくん「ふふっ、まるで…オヤジの表現だな…」

リナ「💢!ブクオ…、何でお前はいつもいるんだよ!しかも馴れ馴れしく絡んでくんじゃねぇーよ!…。そう言えばナムも焼酎飲んでたね?」

ナム「はい、焼酎飲みました♪」

リナ「おいブクオ!ナムもオヤジか?ナム、私らオヤジんなんだってぇー」

ブッくん「ぐう…(汗)」

ナム「オヤジ♪…でもブッくんみたいな、おばさんっていますよね♪」

リナ「ぎゃーはっはっ!いるいる!ねえマスター!」

コルク「確かにいますね!ファミレスのレジなんかで3人くらいで『ここは私が払うから』って3人がそれぞれ一万円札振りかざしているような…ちょっとしたレジ祭りを繰り広げているおばさん!」

リナ「その3人の中の1人(笑)」

ナム「はい、3人の中の1人です♪」

ブッくん「マスター!トイレ💢」

コルク「どうぞ…」

 

……。

 

 

順子「へぇ〜、リナさんとナムさんの会社も大変ですねぇ…」

リナ「ほんとっ!嫌になっちゃう!ねぇナム」

ナム「はい、嫌にまりますっ♪」

今日子「私達の会社も変わらないわ…。でも順子はイマイチ自分でもスッキリしないって言ってたけど、最近はどうなの?」

順子「特に変わんない…、なーんか疲れちゃう…体もだるいし…」

リナ「なんかひっかかるモノがあるなら、マスターに聞いてみたら?面白い答えが帰ってくるかもよ!時々は全く何言ってるか分からない時もあるけど(笑)」

コルク「…(汗)、お役に立てるか保証はありませんが…」

 

順子「私…、昔から人の目を気にしすぎるところがあって、それで疲れちゃうと思うんですけど…」

コルク「その割には言いたい事言ってしまうでしょ(笑)」

順子「分かります?(笑)」

コルク「人の目を気にしすぎる人って、言いたい事を言えない人が多い気がするんですよ…。その、気になっている『核』みたいなものがあるはずなんです…、おそらく」

……。

順子「私は多分…、人に嫌われるのが怖いんだと思います…。以前から…。そのくせ自分の意見は言わないと気が済まなくて…」

リナ「スゴイ…!それ、多分、思っている人多いと思う…。なかなか言えないよ、そこまで正直に…、ねえナム」

ナム「はい、言えませんっ♪」

今日子「私もそうよ、だから…さっきの話じゃ、言いたい事言えないタイプだな…」

 

コルク「分かりました。ではその『人に嫌われるのが怖い』っという部分を薄くしていきましょうか⁇」

順子「え”っ!できるんですか?」

リナ「マジで?それ私も知りたい!マスター、分かりやすくね!分かりやすく説明して」

コルク「りょ、了解しました…(汗)。今、2つの方法を思いついたんですが…、順子さんにはどっちがいいかなぁ…」

順子「任せます!」

コルク「よし!では作戦Aの方でいきましょう…、名付けて…」

リナ「名付けなくていいから早く早く!」

コルク「では、先ほどリナさんが言われたように、分かりやすくするために、長々とした説明などは省きます!私の言った通りに、ただやってみて下さい!いいですか?」

順子「分かりました!言われた通りにやってみます」

コルク「では目を瞑って…」

ブッくん「マスター!お代わり!」

 

リナ「なっ💢!わざとだろ⁈いつもいつもこれからって時にーっ!」

今日子「いいとこだったのにぃ…」

ナム「わざとですね♪」

リナ「マスター!やらなくていいよお代わり!無視しよ!無視!」

 

コルク「ま、まぁビールのいっぱいくらい、時間はかかりませんから…。ん??。ひょっとして…、寂しかったの?ブッくん?」

ブッくん「う”っ!」

リナ「あ〜!なるほどぉ〜、こっちで盛り上がって自分だけ構われないからスネちゃってたんだぁ〜、かわいそうなブッくん、ナムとお話してもらおうか?」

 

ナム「あっ、無理です♪」

 

リナ「…」

順子「…」

今日子「…」

コルク「…」

 

ブッくん「……マスター…、トイレ…」

 

コルク「…お代わり置いとくよ…」

 

哀愁漂うブッくんの背中を…月は優しく見守るのであった…🌜

 

 

 

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